期中に免税事業者から課税事業者になった場合の処理方法
免税事業者期間の仕訳の税区分を「対象外」にする
免税事業者は税込経理しか採用できません。課税事業者に変更後、税抜経理を採用することはできますが、本システムでは、1つの会計期間に税込処理と税抜処理を混在させることができません。期中に免税事業者から課税事業者に変更した場合は、免税事業者であった期間に登録した仕訳の税区分をすべて「対象外」に変更してください。
「免税事業者期間の税区分一括変換」機能を利用することで、「適格請求書発行事業者の登録年月日」の前日までに登録されている仕訳の税区分を一括して「対象外」に変換することができます。
《魔法陣》消費税との連動手順
期中に免税事業者から課税事業者に変更した場合、次の手順で連動ファイルをダウンロードして《魔法陣》消費税と連動してください。
- 連動ファイルを出力する画面で[会計期間中に免税事業者から課税事業者に変更した]にチェックを入れる
- [適格請求書発行事業者の登録年月日]を入力して連動ファイルをダウンロードする
参考:
適格請求書発行事業者の登録年月日以降の仕訳から申告書の作成に必要な金額を集計します。
また、適格請求書発行事業者の登録年月日より前の仕訳から「免税事業者であった期間の課税売上高」を集計します。
免税事業者であった期間の課税売上高
期中に免税事業者から課税事業者になった場合は、「免税事業者であった期間の課税売上高」を《魔法陣》消費税に入力する必要があります。
《魔法陣》消費税との連動機能における「免税事業者であった期間の課税売上高」については、下記の科目を使用した仕訳を集計しています。
- 集計対象
勘定科目設定または補助科目設定の税区分で「課税売上」「課税売上の返還」「輸出免税売上」「輸出免税売上の返還」を設定している科目
- 集計方法
「課税売上」-「課税売上の返還」+「輸出免税売上」-「輸出免税売上の返還」
参考:
次のような取引が発生した場合には、その金額を別途集計し、《魔法陣》消費税に再入力してください。
- 固定資産の売却
- 非課税取引の対象とされる売上など